携帯する書類
受け取りの際は、運転免許証の原本、身分証明書、保証金用のクレジットカードをご提示ください。どの書類とどのカードが使えるかは、車をお渡しするレンタカー会社のレンタル条件に定められており、下の「レンタカー会社のレンタル条件の要点」にまとめています。
国際運転免許証は、レンタカー会社のレンタル条件に定める場合に必要です。これには、ラテン文字(ローマ字)を使わない国で発行された書類や、右ハンドルの車で取得した運転免許証が含まれます。条件に挙げられた国の例を含む一覧は、下に掲載しています。ご旅行の前に、ご自分がこれらに当てはまるかどうか確認してください。
道路交通法では、1968年の道路交通に関するウィーン条約の締約国、EU加盟国、およびルーマニアと運転免許の承認に関する条約を結んでいる国が発行した有効な国内運転免許証が認められています。それ以外の免許証には、通常、国際運転免許証も必要です(第83条)。ただし受け取りの際にはレンタカー会社のレンタル条件が適用され、その条件ではさらに多くの場合に国際運転免許証が求められます。
運転中、交通警察官から次のものの提示を求められることがあります(道路交通法第35条)。
- 身分証明書(パスポートまたはIDカード)
- 運転免許証
- 車の登録書類
受け取りの際は、登録証明書とRCA保険証券(強制加入の自動車賠償責任保険)が車内にあること、そして義務付けられている装備(救急箱、三角表示板2枚、消火器)がそろっていることを確認してください(道路交通法第8条)。
制限速度
| 場所 | 乗用車の制限速度 |
|---|---|
| 市街地 | 50km/h |
| 高速道路(autostrăzi) | 130km/h |
| 自動車専用道路(drumuri expres) | 120km/h |
| 欧州自動車道路(E道路)に指定された国道 | 100km/h |
| 市街地外のその他の道路 | 90km/h |
- 標識が優先します。市街地内でも一部の区間では制限速度が最大80km/hまで引き上げられることがあり、逆に引き下げられる区間もあります(道路交通法第49条)。
- 運転経験が1年未満の場合、市街地外での制限速度は20km/h低くなります(第50条)。
ライト、シートベルト、携帯電話
- ライト: すべての公道で、昼間もロービーム(すれ違い用前照灯)またはデイタイムランニングライトを点灯してください(道路交通法第44条)。
- シートベルトは、運転者と、シートベルトの付いた座席に座るすべての同乗者に着用義務があります(第36条)。
- 携帯電話は、ハンズフリー装置を使う場合を除き、運転中に使用できません(第36条)。
子どもを乗せるとき
- 12歳未満または身長150cm未満の子どもは、体重と体格に合ったシートベルトを着用しなければならず、3歳未満の子どもは認可されたチャイルドシートでのみ乗車できます(道路交通法施行規則第97条)。
- 未成年者がシートベルトを着用するか、認可されたチャイルドシートに座るようにする責任は運転者にあります(道路交通法第36条)。
- 予約の際、選んだ車に用意されていれば、子どもの体重に合わせたチャイルドシートやブースターシートを追加できます。料金は予約画面に表示されます。
アルコールと薬物
少しでもお酒を飲んだら運転しないでください。ルーマニアの法律には、「この量までなら飲んで運転してよい」という許容量がありません。
- 酒気を帯びた運転は、罰金と90日間の運転資格停止の対象となります(道路交通法第102条)。
- 血中の純アルコール濃度が0.80g/lを超えると刑事犯罪となり、1~5年の懲役が科されます。精神作用物質の影響下での運転にも同じ刑罰が適用されます(刑法第336条)。
- アルコールや薬物の濃度を調べるための生体試料の提供を拒むことも刑事犯罪です(刑法第337条)。
- 事故の後は、検査を受けるまで一切お酒を飲まないでください(道路交通法第78条)。
- レンタカー会社のレンタル条件:アルコール、医薬品、薬物の影響下で運転した場合は、選んだ補償にかかわらず、車両価格の全額についてお客様が責任を負います。このルールは、条文番号とあわせて下にまとめています。
冬:冬用タイヤとスノーチェーン
- 雪、氷、霜(凍結)で覆われた道路では、車に冬用タイヤが必要です。道路交通法には期間の定めはなく、基準は路面の状態です。冬用タイヤを装着していないと、罰金を科され、警察に登録証明書を留め置かれるおそれがあります(道路交通法第102条・第112条)。
- 道路交通法でスノーチェーンについて定めているのは、3.5トンを超える貨物車と、座席数が9を超える旅客車両についてだけです。山道では、道路標識と交通情報に従ってください。
- レンタカー会社のレンタル条件には車にどのタイヤが装着されているかの記載がないため、冬に旅行する場合は、予約時にサポートページからお問い合わせください。スノーチェーンは、選んだ車に用意されていれば予約に追加できます。
レンタカーを予約
受け取り場所と日程を選ぶと、利用できる車と料金が表示されます。
ロヴィニエタと道路通行料
- 道路利用料ロヴィニエタ(rovinietă:ルーマニアの国道・高速道路を走るのに必要な電子式のビニエット)は、レンタカー会社のレンタル条件により料金に含まれています。 ルーマニアの道路を走るために、ご自分で何かを購入する必要はありません。ロヴィニエタの有効性は、CNAIRのポータルサイトetoll.roで確認できます。
- ドナウ川に架かる橋、フェテシュティ~チェルナヴォダ(高速道路A2)とジュルジェニ~ヴァドゥ・オイイ(国道DN2A)には、以前はOG 15/2002(政府令)に基づく別途の通行料がありました。この政府令は2026年10月1日付で廃止され、乗用車について道路管理者のCNAIRが現在示しているのはロヴィニエタのみです。同じレンタル条件により、ロヴィニエタ以外の道路料金はお客様のご負担となるため、出発前にetoll.roで確認してください。
- ジュルジュ~ルセ橋はブルガリアへ通じています。ルーマニア国外へは、レンタカー会社の書面による同意がある場合に限り、行き先はレンタカー会社のレンタル条件で認められた国に限られます。どの国が認められ、保証金がどうなるかは、下の「レンタカー会社のレンタル条件の要点」でご確認ください。国外への走行はオンラインでは予約できません。予約の際に「備考」欄へ行き先の国をご記入ください。ご依頼は予約とあわせてレンタカー会社に届きます。
燃料とガソリンスタンド
- 燃料代は料金に含まれず、レンタカー会社のレンタル条件によりお客様のご負担です。
- 受け取り時の燃料の量は引渡・返却確認書に記録されます。返却時のルールは、下の「レンタカー会社のレンタル条件の要点」でご確認ください。
- 最初の給油の前に、車がどの燃料を使うか確認してください。給油機では、benzină(ベンジナ)がガソリン、motorină(モトリナ)が軽油(ディーゼル)です。レンタカー会社のレンタル条件により、燃料の入れ間違いは、オプションの補償を含むどの補償の対象にもなりません。
市街地での駐車
- 車は、標識や路面表示で駐車が認められている場所にだけ停めてください。駐車スペースの横にある看板で、有料かどうか、有料の時間帯、支払い方法を確認しましょう。
- 違法に駐車された車は警察がレッカー移動させることができ、撤去、運搬、保管の費用は車の保有者の負担となります(道路交通法第64条)。
- レンタル中の駐車料金(空港を含む)、罰金、および車に対する地方当局の措置にかかる費用は、レンタカー会社のレンタル条件によりお客様のご負担です。
警察の検問
- 交通警察官に停止を指示されたら、車を止めてください。パトカーに乗った警察官が、右側の窓から腕を出して「停止」の合図をすることがあります。この合図は、パトカーの後ろを走る車に向けたものです(施行規則第92条)。
- 身分証明書、運転免許証、車の登録書類を提示してください(道路交通法第35条)。
- 警察がアルコール検査を行うことがあります。生体試料の提供を拒むことは刑事犯罪です(刑法第337条)。
- レンタル中に科された罰金はお客様のご負担です。レンタカー会社が支払った場合は、その条件によりお客様に請求されます。
事故、故障、緊急番号112
けが人がいる事故: 112に通報して警察に知らせ、現場を離れず、警察の同意なしに車を動かさないでください(道路交通法第77条)。
物損のみの事故: 車を車道の外へ、またはできるだけ路肩に寄せて移動させ、周囲から見えるようにしてください。そのうえで、事故が起きた地域を管轄する警察に24時間以内に届け出てください。ただし、当事者同士で事故の合意書(constatare amiabilă)を作成した場合は除きます(第79条)。
レンタカーの場合: すぐにレンタカー会社に連絡してください。必要な書類はケースによって異なり、車をお渡ししたレンタカー会社のレンタル条件に定められています。
機械的な故障: レンタカー会社のロードサービスに連絡してください。対象地域と含まれないもの(たとえばパンク後のタイヤ修理)は、下の「レンタカー会社のレンタル条件の要点」にまとめています。車の緊急連絡先はサポートページに掲載しています。
112は、ルーマニア全土共通の緊急通報番号です。通報は、救急、SMURD(緊急救助隊)、警察、消防、憲兵隊、Salvamont(山岳救助隊)へつながれます。
- 外国のSIMカードを含め、どの公衆電話網からでもかけられます。通話は無料で、国番号は不要です。
- 携帯電話にSIMカードが入っていないと、ルーマニアでは112に電話できません。
- 通報は、広く使われている複数の国際的な言語で対応しています。
山岳道路:トランスファガラシャンとトランスアルピナ
- トランスファガラシャン(Transfăgărășan:国道DN7C、ピスク・ネグル~バレア・カスカダ間)とトランスアルピナ(Transalpina:国道DN67C、ランカ~クルパト間)の標高の高い区間は、寒い季節に閉鎖されます。
- 道路管理者のCNAIRが、天候に応じて毎年、閉鎖と再開を発表します。通行可能な期間でも、決められた時間帯しか通行できないことがあり、悪天候の際は急に通行止めになることがあります。
- 出発前に、CNAIRのプレスリリース(ルーマニア語)とルーマニア警察のInfotraficのページを確認するか、CNAIRの指令センター(021/9360)に電話してください。
- CNAIRによると、トランスファガラシャンでは道路の近くにクマがよく現れます。近づいたり餌を与えたりしないでください。餌やりは禁止されています。
公的な情報源
- 道路交通法(OUG第195/2002号)、統合版、ルーマニア司法省の法令ポータル(ルーマニア語)legislatie.just.ro
- 道路交通法施行規則(HG第1391/2006号)、法令ポータル(ルーマニア語)legislatie.just.ro
- 刑法(法律第286/2009号)、法令ポータル(ルーマニア語)legislatie.just.ro
- 道路利用料(ロヴィニエタ)に関する法律第226/2023号、法令ポータル(ルーマニア語)legislatie.just.ro
- ロヴィニエタとTollRo料金、国の道路管理者CNAIR(ルーマニア語)cnadnr.ro
- etoll.ro、CNAIRのロヴィニエタ・ポータルetoll.ro
- CNAIRのプレスリリース、山岳道路の閉鎖と再開を含む(ルーマニア語)cnadnr.ro
- Infotrafic、ルーマニア警察(ルーマニア語)politiaromana.ro
- 緊急通報サービス112、特別通信局(STS、ルーマニア語)sts.ro
情報源は2026年10月9日に確認しました。